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シャクナゲのトンネルを歩く

【山日記 26】 2005/5/15 犬ヶ岳
シャクナゲのトンネルを歩く_a0013751_2111319.jpg

◆ 自宅⇒長者原⇒飯塚⇒求菩提資料館前バス停→犬ヶ岳登山口→
   うぐいす谷→林道→笈吊峠(昼食)→笈吊岩→犬ヶ岳→一の岳→
   求菩提山→求菩提資料館前バス停⇒飯塚⇒自宅

筑紫シャクナゲの名所「犬ヶ岳」。修験道の名峰英彦山(ひこさん)の東側に位置し、
普段は入る人も少なく静かな山だが、シャクナゲの開花時期だけは特別な賑わい。
また、個人的にも山歩きを始めたきっかけとなった山であり、深い思い入れがある。
先輩から誘われ、ヘトヘトになりながらも天然のシャクナゲの美しさに感動し、 
以来ウン十年… 毎年シャクナゲの花を求め、この季節に登り続けている。
昨年は残念ながら雨で中止となったため、まる2年ぶりの訪問。
今回はわずか4人の参加だが、新しい顔ぶれも入り新鮮な気持ちでの山行となった。


シャクナゲのトンネルを歩く_a0013751_21133477.jpg7時に出発し国道201号を東に。
途中、長者原でT松・K島両氏を拾い飯塚へ。
さらに、田川の「青春の門」で有名になった
香春岳(かわらだけ)の裾野をまいて豊前市へ。
久留米のN山氏との待ち合わせ場所
「求菩提(くぼて)資料館前バス停」に9時到着。



まもなくN山氏も合流し9時半に出発。天気も上々、気分も爽快、足元も軽い。
うぐいす谷に入り順調に高度をかせぐ、このあたりは新緑がキラキラと美しい。
傾斜が増し、息が切れだした頃「経読林道」に出る。息を整えつつ暫らく歩くと、
「笈吊峠(おいづるとうげ)」への取り付き点。ここまで出発して約1時間半。

シャクナゲのトンネルを歩く_a0013751_21145050.jpgここで休憩し、沢の水を補給。
明るい自然林の中を30分ほどつめると笈吊峠
このあたりからシャクナゲの花が見えだすが、
ベンチがあるため昼食にする。
今回は「焼きそば」だ! 
キャベツ、タマネギ、エビ、モヤシ、豚コマ、カツオ節。
おまけに青海苔、紅生姜… 
この日のために購入したフライパンでジュージュー!
周りの人の視線がやけに痛いが(ムフフ~) 
重荷を担いできた甲斐があったゼイ。


シャクナゲのトンネルを歩く_a0013751_2118433.jpg1時間半ほどノンビリし出発。
西側の尾根を巻いて登るとすぐに名物「笈吊岩」だ。
かなりの傾斜がある岩場。
20メートルほどのクサリが付けられているが結構な難所。
また、以前に比べ崩壊が進み、
ホールドが抜け落ちているため難度も上がっている。
グラつく足場をダマシながら体を引き上げる。
今回初体験のT松・K島両氏も苦戦。



これを登りきると稜線に出るが、ここから山頂までにシャクナゲが集中している。
今年のシャクナゲは花が多く、まさにシャクナゲのトンネルをくぐっているようだ。
残念ながら、時期が少し遅く盛りは過ぎていたが、それでも相当の花の数。
淡いピンクや白い花、鮮やかな赤のつぼみ… 株によって異なる色合いが面白い。
見比べているうちに犬ヶ岳山頂(かめノ尾)に13時45到着。


シャクナゲのトンネルを歩く_a0013751_21192021.jpg山頂で記念写真を撮りすぐに出発。
これから「求菩提山」までの縦走が残っている。
一ノ岳到着14時15分。登山道はここから西へ
鷹巣山を経て英彦山へ続いているが、
我々はルートを東にとり求菩提山へ向う。
縦走路はよく整備され歩きやすい。
距離はかなり長いがアップダウンも少なく
ほとんど水平に歩く感じだ。
途中に明るいミズナラの美林があり非常に快適。
ここだけでも来た甲斐がある。


シャクナゲのトンネルを歩く_a0013751_21211898.jpg一ノ岳より30分で「杉の宿跡」さらに30分で「虎の宿跡」
ここから少し登り返すと、
本日の最終目的地「求菩提山(上宮)」到着16時10分。
求菩提山も英彦山と同じく修験道で有名な山。
「坊の跡」や「洞窟」などあちこちにその名残がある。
山頂で暫し休憩し、下山にとりかかる。
途中「求菩提五窟」と呼ばれる洞窟を見学し、
車を置いた求菩提資料館前バス停まで
転がるように急坂を下る。到着は17時。
到着後、荷物を車に放り込みすぐに帰宅。
途中でラーメンを食べ自宅到着は20時半。

二年ぶりの犬ヶ岳。今回もステキなシャクナゲの花を見ることができ大満足。
この山はこれからもずっと行き続けることになるだろうな~

by hiroshige.m | 2005-05-15 21:11 | 山登り  

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