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傾山のアケボノツツジは見事

【山日記 48】 2006/5/3~4  傾 山 Part2
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◆ 民宿6:00⇒豊栄鉱山6:30→林道9:00→9:50九折越(昼食)11:00→12:30傾山12:45→三ツ坊主13:30→三ツ尾16:00→林道17:30→観音滝17:40→18:00豊栄鉱山18:30⇒竹田⇒瀬の本⇒20:30万願寺温泉(入浴)21:00⇒日田⇒JR久留米23:26⇒博多0:04⇒0:30自宅

翌朝は4時に起床、5時に朝食、6時に登山開始の予定だったが、
相変らずモタモタとしているうちに、宿を出たのが6時過ぎ…
登山口の「豊栄鉱山跡」まで移動し、6時半を廻った頃に出発。
付近の駐車場は県外ナンバーの車で一杯! 結構な人気である。
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鉱水を溜めるタンクの横を抜け「九折越」への道を辿る。
取り付くとすぐに「クマに注意」の看板。
この付近は九州で唯一「クマ」生息の可能性が残っているところだ。
万が一出くわしたときは得意の「死んだふり」が役に立つのか?
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鬱蒼とした樹林の中を1時間ほど歩くとカンカケ谷に出会う。
荒れた沢を少し遡上し、右岸へ渡ると急登が始まる。
ロープや梯子に助けられながら高度をグングンとかせぐ。
喘ぎながらも吹き抜ける爽風に助けられ、快適な登高が続く。
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カンカケ谷より1時間半で林道に出る。ここから傾斜は緩く変化。
見上げると、登山者を歓迎するようにミツバツツジが咲いている。
程なく「九折越」に到着。下草が刈られ気持ちの良いテント場だ。
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ここでかなり早めだが、宿で作ってもらった弁当を広げる。
4種類のおにぎりに鶏の唐揚げやキンピラなどが入っていて、
「これで300円でヨカとすか!」と言いたいぐらいの豪華版。
昨日の夕食も山菜の煮物や焼肉など食べきれないほどだったが、
1泊2食(弁当付き)で6300円とはビックリ価格。感謝!
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特徴ある傾山頂を正面に見ながら歩いていると、
最近同行機会が多くなった、職場のT松・K島両氏と出会う。
同じ日程で入山していることは知っていたが、山で会うと嬉しい。
これから阿蘇方面に向うとのこと。互いにエールを交換し別れる。
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ここからポツポツとアケボノツツジが目に入るようになる。
急斜面をよじ登ると前傾。ここから10分ほど行くと傾本峰だ。
大きな岩がゴロゴロとした山頂には多くの人が集まっている。
パノラマを堪能し、記念写真を撮ったあと「坊主尾根」へ向う。
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時間的にかなり苦しくなるが、アケボノツツジが見事らしい。
往路を戻るよりコースに変化もあるため、二人を説得し歩き出す。
水場との分岐点を過ぎたあたりから花も多くなり目を和ませる。
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岩場を通過したりやせた尾根を渡るなど、変化のある道が楽しい。
この辺りのアケボノツツジは木も大きく精一杯花を咲かせている。
二人の顔もほころび「来て良かったな~」と声を掛け合う。
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小ピークを幾つ越えたか分からなくなった頃、水場からの道と合流。
ここからコースはなだらかになり、美しい樹林帯を下るようになる。
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白谷方面との分岐「三ッ尾」から急坂を転がるように下り降りる。
暗い杉林の中をイヤというほど下ったところで林道に出会う。
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休憩もそこそこに、笑う膝をなだめながら「観音滝」へ下る。
滝の落ち口の上を渡り、滝の左岸に付けられた道を辿る。
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岩の斜面をまっすぐに流下する落差70メートルの「観音滝」
水量はそれほど多くないが、白糸を引くように流れる様は美しい。
滝壺に降りたい衝動を振り払い、巻き道を下りきると登山口へ着く。
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帰りに温泉に入ろうとあちこち探すが、連休のせいか入れてもらえず。
かなり遅くなって「万願寺温泉」にたどり着く。
ここは「川沿いの露天風呂」が有名だが、共同浴場の方に入る。
いささか狭い浴槽だが、かけ流しのお湯は抜群に気持ちよし。
ノンビリ入っていたかったが、帰りが気になるので早々に引き上げる。

スーパーN山号をぶっ飛ばし、久留米発最終「つばめ」に飛び乗る。
日付が変った頃に無事帰宅。
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この数年のゴールデンウィークは、傾山付近の山域を歩いている。
昨年の大崩山のアケボノツツジも見事だったが、傾山も素晴らしい。
天候に左右されやすい花は、毎年良いとは限らないので幸運だった。
ただ、連休なのに一泊二日だったのはやや心残り… 
N山さん、今度はテントでもう一泊ぐらいしませんか?

by hiroshige.m | 2006-05-04 01:08 | 山登り  

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