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動物の足跡に助けられる

【山日記16】 2005/ 1/10(月) 三郡山
◆ 自宅⇒昭和の森→林道終点→縦走路→三郡山→難所ヶ滝→昭和の森⇒自宅
動物の足跡に助けられる_a0013751_145235.jpg

今年の初山歩きは「三郡山」年末に降った雪はまだ残っているだろうか?

寒さのせいで布団から離れられず、ウダウダと自宅を10時ごろ出発。
途中「そが泉」で腹ごしらえをし、登山口の「昭和の森」へ向かう。

ところが「昭和の森」全体が災害復旧工事中で上部の駐車場が使用不可。
案内板によると3本ある登山道も2本は使えないようだ。
おまけに祝日のため、工事車両がひっきりなしに行き交っている。
出発12時。悪態をつきつつ林道を小1時間ほど歩いたところで、
工事関係者から「登山道は崩してしまったので登れないよ」と言われる。
ムッとしたが「行ける所まで行ってみる」と返答し、そのまま進む。

動物の足跡に助けられる_a0013751_1464497.jpg10分ほど行くと砂防ダムの工事のため、
林道がスパッと消えている。
だが、梯子が架けられていたので、
ガケ状になった沢を乗り越える。
さらに林道跡を辿るが、
土石流の跡地で行き止まりになってしまった。
残念だが引き返さなくちゃならんなぁ 
1時間も歩いてきたのに…
諦めて帰ろうと振り返ると、
ラッキーなことに青いテープが目に入る。
どこかのスキ者が巻いたのであろう、こんな状態でも入る奴は入るのだ。
おかげで簡単に登山道を見つけだすことができた。

動物の足跡に助けられる_a0013751_147177.jpgだが、この道は年末から誰も通っておらず、
雪上にはトレースが無い。
気持ちいい反面不安も。
しかし、足元を見ると小動物の足跡が点々…
キツネかウサギか?
足跡は誘うようにずっと続いている。
辿っていくと縦走路に出た。
今度は動物の足跡に助けられちまったな。



動物の足跡に助けられる_a0013751_1627318.jpg三郡山と砥石山の中間地点着13時20分。
積雪20~30cm程度。
踏み跡が所々凍結しているのは、
かなりの人が歩いているためだろう。
風が出てきて体感温度が多少下がるが、
相変わらず快適な縦走路。
そう言えば、近々にT内氏と
宝満山から若杉山まで歩く予定。楽しみだ。
アイゼンは使わずに、三郡山頂着14時。山頂に雪はほとんど無い。
レーダーに視界を遮られているが、福岡から筑豊地方まで一望できる。

動物の足跡に助けられる_a0013751_1484245.jpgカップ麺とおにぎり2個の昼食。
他の人たちも同じものを食べている。
こんな時はカップ麺がえらくウマイのだ! 
日清の社長に感謝…
異常に冷えた缶ビールを震えながら飲み干し、
14時40分出発。



動物の足跡に助けられる_a0013751_1583571.jpg30分ほど行ったところで縦走路を離れ「難所ヶ滝」へ下る。
縦走路を離れるととたんに雪が無くなった。滝の状態が不安。
滝が近づくと濡れた岩が「ベルグラ状態」2度ほど転んでしまった。
目的の「難所ヶ滝」は凍ってはいたが、全面凍結には程遠い状況。
もう少し寒さが続いてくれないと「氷瀑」にはならないなぁ~
昨年はアイスアックスを持って来ている人もいたのに?

写真を撮り15時40分に下山開始。しかし、すれ違う人が多い。
すでに日も陰りかなり暗くなった道を、滝を見に登って来ている。
アイゼンやヘッドランプなんか持ってなさそう… やや心配だな。
雪が降り出して来た。薄暗い谷が、瞬く間に白く彩られていく…

動物の足跡に助けられる_a0013751_150710.jpg気分好く歩いていると、
唐突に登山道の横に工事現場が現れた。
災害復旧のために「砂防ダム」が作られているのだ。
「ここに元からある土石を利用しているので
自然に優しいダムです」
と警備員が親切に説明してくれた… 
自然に優しい眩暈がする。
駐車場着16:40分。自宅着18時

今年最初の山登りだったが、イロイロ考えさせられる山行だった。
それと、最近転倒することが増えてきたような気がする。
年末の市房山の時も転んだし、バランスが悪化しているのか?

by hiroshige.m | 2005-01-10 01:43 | 山登り  

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