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中高年の優しい雪山登山 in 大山

【山日記 44】 2006/3/4~5  大山 Part1
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◆ 自宅⇒21:30博多駅22:00⇒23:40小倉00:00⇒0:40みちしお1:40⇒8:00大山寺駐車場→常盛館(朝食)9:30→駐在所9:40→夏道登山口9:50→5合目11:40→12:006合目小屋12:15→13:10山頂小屋(昼食)14:40→弥山山頂14:50→6合目15:30→元谷16:15→大神山神社17:00→17:30常盛館

今年もやってきた「中高年の優しい雪山登山in大山」
参加者は「体力、根性、計画性なし」のいつもの顔ぶれ5名。
先日からの寒波で山は新雪がタップリあるようだ。チト心配…
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集合場所の博多駅に行くと、既にかなりの人が集まっている。
周りのほとんどはスノーボードを抱えた若者達だ。
その中にボードもスキーも持たず、異質の雰囲気を発散する4名。
いつもだが、スキーツアーに便乗して行くため違和感プンプ~ン。
「この人たち何?」という視線を無視しザックをバスに放り込む。
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途中小倉でU御大と合流し、バスの一番後ろに陣取りいざ出陣。
「みちしお」でお楽しみの「貝汁」を食し、あとはグッスリ~
目を覚ますとあたりは白銀の世界!大山は真っ白になっていた。
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駐車場から本日の宿の「常盛館」へ移動。荷物を預け朝食をとる。
お握りとみそ汁だけなのに、1時間もかかり大幅に出発が遅れた。
最近移転した駐在所に登山届けを提出し「夏道登山口」を目指す。
登山口でも1m以上の積雪。この調子だと上はかなりの深さだな。
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快適な雪道を1時間ほど歩くと傾斜が強くなるが、風景が一変し、
白く輝くブナ林がいかにも雪山らしい雰囲気を醸し出している。
陽に照らされパサパサと落ちてくる雪に、昨日の降雪を想像する。
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気温は思ったより高く氷点下2度。風も無く非常に快適な登高だ。
明るい雪景色に目を奪われながら歩いていると五合目に達する。
ここからは、樹木が疎らになり斜度が増すためアイゼンを付ける。
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程なく「六合目小屋」に到着。快晴で山頂もクッキリ見えている。
左手には暗い元谷を挟み、白く輝く「三鈷峰」が起立している。
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昨年の「六合目小屋」は雪に完全に埋もれ、発見できなかったが、
今回は掘り出されており中に入る。だが、狭いため外で休憩だ。
しかし、小屋の周りは人で混雑。落ち着かないのですぐに出発。
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急斜面を登りきり「頂上台地」まで来ると、急に風が強くなり
雲がかかってきた。視界はよくないがルート自体は明瞭。
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風に吹かれながらしばらく進むと特徴的な「鉄柱」が見えてきた。
「きゃらぼく荘」だ。ここも埋没しており冬用の出入り口のみが
掘り出されている。すでに歩き始めて3時間半が経過。
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中を覗くと真っ暗だが、昼食を摂るためヘッドランプを点け入る。
垂直の鉄梯子を降りると意外に広い室内。先客が2名お食事中。
こちらは奪い合うようにして「マルタイ棒ラーメン」を喰らう。
しかし、寒い小屋の中で作るラーメンは実に美味いね~
餓えたハイエナのように一滴残さず食べあげてしまった…
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しばらく休憩し、上部の「弥山」を目指すが、さらに風が強まる。
時より見える元谷やスキー場を眺め、記念写真を撮りすぐに下山。
地吹雪のように雪が舞い上げられ、まともに顔が上げられない。
風にあおられるようにルートを戻るが、トレースが消えている。
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ロープや目印がしっかりしているため迷うような心配は無いが、
状況によってはルートを失うことも考えられる。
以前、ガスに巻かれルートを失ったうえに雪庇を踏み抜き
元谷に落ちた人がいて、その人を引き上げたことを思い出す…
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「六合目小屋」まで戻ると、風も弱まり歩きやすくなった。
元谷を見るとスキーヤーが滑り降りている…
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雪は安定している?シリセードで滑り降りたい衝動に駆られるが、
ここで降りると、先行しているY隊長と離れてしまうので諦める。
しかし、すぐに隊長に追いついたため「行者コース」より滑る。
斜度は緩いが思わず笑い声が出る。シリセードは何だか楽しい~
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「元谷小屋」を過ぎ「大神山神社」で休憩。今年も賽銭をあげる。
「二礼、二拍、一礼」の作法にのっとり「今年も無事山頂に上る
ことができました。ありがとうございます」とお礼をつぶやく…
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参道横の店で酒を買い込み「常盛館」へ戻る。今夜はスキヤキだ!
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by hiroshige.m | 2006-03-04 23:25 | 山登り  

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